2016年12月04日
プリムの継ぎ目を少しでも目立たなくするために
登録日付の夕方になってしまいましたが、こちらは今年のセカンドライフ技術系アドベントカレンダーの記事になります。
メッシュの隆盛によりますます肩身の狭くなる通常プリムですが、組み合わせによってはメッシュに負けず劣らず様々な形を生み出せます。特に、組み合わせる際に適用できる数々の小技を知っていると、その造形クオリティはぐんっと上がります。今回はプリム同士を接合して一つの形に見せるうえでのテクニックをご紹介します。
メッシュの隆盛によりますます肩身の狭くなる通常プリムですが、組み合わせによってはメッシュに負けず劣らず様々な形を生み出せます。特に、組み合わせる際に適用できる数々の小技を知っていると、その造形クオリティはぐんっと上がります。今回はプリム同士を接合して一つの形に見せるうえでのテクニックをご紹介します。
例として作ったのがシリンダーと球の接合。パスカットで球を半球にしてシリンダーの端に接合し、先端の丸くなった円柱を作るというケースはよくあると思います。
理論上は、同じサイズ(X,Y)の球とシリンダーを同一のX・Y座標に置き、球のZ位置をシリンダーの端(Z位置±Zサイズの半分)に合わせることでぴったり合うはずですが、おそらくそれだけでは継ぎ目がある程度目立ってしまうと思います。
ここで、Ctrl(MacはCommand)+Shift+Rキーを押して見ましょう。インワールドにあるオブジェクトがすべてワイヤーフレームで表示されます。
ちょっとわかりづらいですが、赤い線がシリンダーと球のオブジェクトです。注目してほしいのは断面の形。一見滑らかに見えるシリンダーや球の断面は、実体としては直線で構成された多角形で、ワイヤーフレームで表示するとその構造が見えるのです。
そしてこの画像の例では、その多角形の角が、球とシリンダーでぴったり合っています。そうすると最初に上げた写真のように、継ぎ目を比較的目立たないようにすることができます。
ちなみに、この角をあえてずらし、通常表示に戻したものが下の写真です。
角が合っていないのがわかると思います。これがカメラを引くと目立った継ぎ目に見えてしまうのです。
こうした点に少し気を付けるだけで、通常プリムでも十分クオリティの高い造形をすることができます。例えば数年前に販売したこの眼鏡。本体はスカルプでも、もちろんメッシュでもありません(グラスホルダーのストラップはスカルプですが)。レンズもフレームも、トーラスと球を組み合わせてこの形を作っています。
意外と奥深い通常プリムの世界、たまには振り返って覗き込んでみませんか?
理論上は、同じサイズ(X,Y)の球とシリンダーを同一のX・Y座標に置き、球のZ位置をシリンダーの端(Z位置±Zサイズの半分)に合わせることでぴったり合うはずですが、おそらくそれだけでは継ぎ目がある程度目立ってしまうと思います。
ここで、Ctrl(MacはCommand)+Shift+Rキーを押して見ましょう。インワールドにあるオブジェクトがすべてワイヤーフレームで表示されます。
ちょっとわかりづらいですが、赤い線がシリンダーと球のオブジェクトです。注目してほしいのは断面の形。一見滑らかに見えるシリンダーや球の断面は、実体としては直線で構成された多角形で、ワイヤーフレームで表示するとその構造が見えるのです。
そしてこの画像の例では、その多角形の角が、球とシリンダーでぴったり合っています。そうすると最初に上げた写真のように、継ぎ目を比較的目立たないようにすることができます。
ちなみに、この角をあえてずらし、通常表示に戻したものが下の写真です。
角が合っていないのがわかると思います。これがカメラを引くと目立った継ぎ目に見えてしまうのです。
こうした点に少し気を付けるだけで、通常プリムでも十分クオリティの高い造形をすることができます。例えば数年前に販売したこの眼鏡。本体はスカルプでも、もちろんメッシュでもありません(グラスホルダーのストラップはスカルプですが)。レンズもフレームも、トーラスと球を組み合わせてこの形を作っています。
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Posted by Haruka at 23:41│Comments(0)
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